INTRODUCTION STORY CHARACTER CAST STAFF ABOUT HIJIKATA

INTRODUCTION

司馬遼太郎原作“国民的ベストセラー”完全映画化!!大河俳優集結!新時代の幕開けに放つ、歴史スペクタクル超大作!

歴史小説界の巨星・司馬遼太郎による国民的ベストセラーの映画化に挑むのは、『日本のいちばん長い日』『関ヶ原』に続き日本の変革期を描く名匠・原田眞人監督。そして、主人公・土方歳三を演じるのは、国民的俳優・岡田准一。念願だった土方役で自ら殺陣の指導も務め、新選組のため最後まで戦い抜いた、誰もが恐れ誰よりも愛される永遠のカリスマを演じ切る。さらに、柴咲コウ、鈴木亮平、山田涼介、伊藤英明といった名実ともに超豪華なキャストが顔を揃えた。撮影は、西本願寺などの世界遺産や国宝級建造物での一大ロケを敢行。さらに、名高い池田屋事件の舞台である池田屋をオープンセットで完全再現。歴戦の数々には、総勢3000名を超えるエキストラを動員。緊迫感溢れる超一級の殺陣から圧巻スケールの戦闘シーンまで、大迫力のアクションが観る者を圧倒する。日本映画史に残る歴史スペクタクル超大作の誕生!

STORY

動乱の幕末でわずか6年だけ存在した「新選組」。彼らはいかにして歴史に名を刻む【伝説】(レジェンド)となったのか―?

武州多摩の“バラガキ”土方歳三は、「武士になる」という熱い夢を胸に、近藤勇、沖田総司ら同志と共に京都へ向かう。徳川幕府の後ろ盾のもと、芹沢鴨を局長に擁し、市中を警護する新選組を結成。土方は副長として類まれな手腕と厳しい法度で組織を統率、新選組は倒幕派勢力制圧に八面六臂の活躍を見せる。お雪と運命的に出会い惹かれあう土方だったが、時流は倒幕へ傾いていき―――。
剣を手に命を燃やした男たちの知られざる【愛】と【戦い】が、今幕を開ける!

人物相関図

ZOOM

新選組とは?

幕末、京都守護職である松平容保の配下におかれ、治安維持や尊攘派志士の捕縛(生け捕り)を主な任務とする警察活動を行なった組織。活動期間は1863年~1869年。徳川幕府が江戸で集めた浪士組を京へ上らせ、任務にあたらせた。当初は芹沢鴨がトップであったが、粛清されて近藤勇、土方歳三が組を率いる。最盛期は隊士数200名を数える大所帯となった。年齢や身分を問わず入隊できたが規律に厳しく、内部粛清も激しかった。

CAST

ORIGHNAL

原作:「燃えよ剣」 司馬遼太郎

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DIRECTOR

監督・脚本:原田眞人

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STAFF

音楽:土屋玲子

二胡、ヴァイオリン奏者として数々のアーティストのライブサポート、レコーディングに参加。作曲家としては、AXIAアーティストオーディション1998 インスト部門において最優秀賞を受賞。ユニットe-KLAYとして映画音楽、テレビドラマの音楽を手がけ、2008年より劇団カムカムミニキーナの作曲家として全公演の音楽を担当。原田監督作品には『検察側の罪人』(18)に続いての参加。

撮影:柴主高秀

1958年生まれ、静岡県出身。主な作品に『アカルイミライ』(03/黒沢清監督)、『スウィングガールズ』(04/矢口史靖監督)、『ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ』(09/根岸吉太郎監督)、『聯合艦隊司令長官山本五十六』(11/成島出監督)など。原田監督作品には『駆込み女と駆出し男』(15)、『日本のいちばん長い日』(15)、『関ヶ原』(17)、『検察側の罪人』(18)に続き5作目の参加。

照明:宮西孝明

1962年生まれ、大阪府出身。照明技師として最初に手掛けた『最後の忠臣蔵』(10/杉田成道監督)で日本アカデミー賞優秀賞受賞。その他、『溺れるナイフ』(16/山戸結希監督)、『噓八百』(18/武正晴監督)、『パンク侍、斬られて候』(18/石井岳龍監督)など。原田監督作品には『RETURN(ハードバージョン)』(13)、『日本のいちばん長い日』(15)、『関ヶ原』(17)に続き4作目。

美術:原田哲男

1965年生まれ、北海道出身。『最後の忠臣蔵』(10/杉田成道監督)で第35回日本アカデミー賞最優秀美術賞受賞。主な作品に『白い犬とワルツを』(02/月野木隆監督)、『武士の献立』(13/朝原雄三監督)。原田監督作品は『駆込み女と駆出し男』(15)、第39回日本アカデミー賞優秀美術賞、第70回毎日映画コンクール美術賞受賞の『日本のいちばん長い日』(15)、『関ヶ原』(17)続き4作目。

録音:矢野正人

1960年生まれ、愛媛県出身。近年の主な作品に『蝉ノ記』(14/小泉堯史監督)、『君と100回目の恋』(17/月川翔監督)、『羊の木』(18/吉田大八監督)、『長いお別れ』(19/中野量太監督)など。原田監督作品は『クライマーズ・ハイ』(08)、『RETURN(ハードバージョン)』(13)、『駆込み女と駆出し男』(15)、『日本のいちばん長い日』(15)、『関ヶ原』(17)、『検察側の罪人』(18)に参加。

編集:原田遊人

1977年生まれ、カリフォルニア州出身。原田眞人監督作品『クライマーズ・ハイ』(08)、『わが母の記』(11)、『RETURN(ハードバージョン)』(13)、『日本のいちばん長い日』(15)、『関ヶ原』(17)、『検察側の罪人』(18)などの編集を担当。『クライマーズ・ハイ』、『わが母の記』『日本のいちばん長い日』『関ヶ原』で第32回、第36回、第39回、第41回日本アカデミー賞優秀編集賞を受賞。

衣装デザイン:宮本まさ江

千葉県出身。1991年衣装デザイナーとして独立。原田監督作品は『狗神』(01)、『自由戀愛』(05)、『わが母の記』(11)、『駆込み女と駆出し男』(15)、『日本のいちばん長い日』(15)、『関ヶ原』(17)、『検察側の罪人』(18)などに参加。近作は『日日是好日』(18/大森立嗣監督)、『人魚の眠る家』(18/堤幸彦監督)、『新聞記者』(19/藤井道人監督)、『キングダム』(19/佐藤信介監督)など。

ABOUT HIJIKATA

「燃えよ剣」土方歳三 年表

天保6年(1835年)5月5日
土方歳三、武蔵国多摩郡石田村にて誕生。
嘉永6年(1853年)
黒船来航。翌年、江戸幕府が天皇の勅許なしに開国する。
安政6年(1859年)3月29日
歳三、天然理心流「試衛館」に正式入門。
安政7年(1860年)3月3日
井伊直弼暗殺。桜田門外の変。過激派による攘夷運動が激化。
文久2年(1862年)
松平容保、京都市中の治安維持のため京都守護職に就任。
文久3年(1863年)2月
歳三、近藤勇・沖田総司らとともに、将軍・徳川家茂警護の為の浪士組に応募し、京都へ赴く。下部地図
同年3月13日
壬生浪士組の活躍が認められ「新選組」発足。(歳三、七里研之介・岡田以蔵らと戦闘の末、お雪と出会う)
同年8月
孝明帝と会津・薩摩が長州派の公卿を御所から一掃。七卿落ち。
同年9月
歳三ら、芹沢鴨を暗殺。芹沢派消滅。
元治元年(1864年) 6月5日
池田屋事件
同年7月19日
長州藩勢力が挙兵、京都御所を攻撃するも会津・薩摩に敗退(蛤御門の変)。
同年9月
伊東甲子太郎一派、新選組入隊。本拠を西本願寺へ移転。
慶応2年(1866年)3月7日
薩長同盟成立。倒幕活動が激化する。
慶応3年(1867年)3月
伊東一派が脱退。歳三ら、伊東らを暗殺。油小路事件。
同年10月14日
徳川慶喜が将軍を辞し、大政奉還。
同年12月9日
朝廷より王政復古の大号令が発せられるに至り、幕府は事実上崩壊。
慶応4年(1868年) 1月3日
鳥羽・伏見の戦いに始まる戊辰戦争が勃発。
同年1月
慶喜、旧幕府軍を見捨て、容保らとともに江戸へ敵前逃亡。歳三ら、新選組残党も江戸へ。
同年4月3日
手負いの近藤、流山で新政府軍に包囲され投降。
同年4月11日
新政府軍が江戸を占領するにあたり、歳三は江戸を脱出。
同年4月25日
近藤、板橋刑場にて処刑。享年35。
同年5月30日
沖田、病死。享年27(想定)。
同年9月
会津戦争激化、容保降伏。
同年10月12日
歳三、折浜を出航し、蝦夷地に渡る。旧幕府軍、五稜郭を本拠地とする。
明治2年(1869年) 4月
(歳三、箱館にてお雪と再会)
同年4月9日
新政府軍が蝦夷地乙部に上陸を開始。
同年5月11日
新政府軍の箱館総攻撃が開始。歳三、箱館にて戦死。享年35。
同年5月18日
旧幕府軍が明治新政府に降伏。五稜郭開城。戊辰戦争が終わる。
※事象には諸説ありますが、原作をベースに、
現時点で定説として知られる説を採っています。

新時代の幕開けに放つ歴史スペクタクル超大作!!

岡田准一 [土方歳三]

JUNICHI OKADA AS TOSHIZO HIJIKATA

1980年11月18日生まれ。大阪府出身。95年、V6のメンバーとしてCDデビュー。歌手活動以外にもドラマ・映画・ラジオ・バラエティなど多岐に渡って活躍。2002年、ドラマ「木更津キャッツアイ」(TBS)が人気を集め2度映画化される大ヒットを記録。その他、『陰日向に咲く』(08/平川雄一朗監督)、『SP野望篇』・『SP革命篇』(10・11/波多野貴文監督)、『天地明察』(12/滝田洋二郎監督)、『図書館戦争』(13/佐藤信介監督)、『図書館戦争 THE LAST MISSION』(15/佐藤信介監督)などで主演を務める。13年は『永遠の0』(山崎貴監督)に主演、興行収入87億円の大ヒットを記録した。14年には、NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」に主演。その他近年の作品に『蜩ノ記』(14/小泉堯史監督)、『エヴェレスト 神々の山嶺』(16/平山秀幸監督)、『海賊とよばれた男』(16/山崎貴監督)、『追憶』(17/降旗康男監督)、『関ヶ原』(17/原田眞人監督)、『散り椿』(18/木村大作監督)、『来る』(18/中島哲也監督)、『ザ・ファブル』(19/江口カン監督)など。

COMMENT

原田眞人監督から司馬遼太郎さんの名作、「燃えよ剣」の土方歳三という、身に余る大役をいただきました。以前に原田監督作品に出演させていただいた「関ヶ原」に続き日本の変革の1つです。変革の時代を演じることは、やりがいのあるタフな作業になりますが、共演者の皆さん、スタッフの皆さんとこの作品を乗り越えて行きたいと思います。土方歳三の人生を覚悟と畏敬を持って楽しんで演じたいです。原田監督が作り上げる生っぽい激動の幕末をご期待下さい。

柴咲コウ [お雪]

KO SHIBASAKI AS OYUKI

1981年8月5日生まれ。東京都出身。『バトル・ロワイアル』(00/深作欣二監督)で注目を集め、01年『GO』(行定勲監督)で第25回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞をはじめ多数受賞。03年、『黄泉がえり』(塩田明彦監督)では主題歌も担当、ミリオンを超える大ヒットを記録。歌手としても活躍の場を広げる。17年にはNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」で大河初出演にして主演を務めた。その他主な作品に、『容疑者Xの献身』(08/西谷弘監督)、『食堂かたつむり』(10/富永まい監督)、『47RONIN』(13/カール・リンシュ監督)、『青天の霹靂』(14/劇団ひとり監督)、『信長協奏曲』(16/松山博昭監督)、『ねことじいちゃん』(19/岩合光昭監督)など。

COMMENT

土方とお雪は、人間の光り輝く部分とその裏側にある影の部分の両面で、惹かれ合うものがあったのだと思います。岡田さんは、武術をやっている方らしい芯の通ったしなやかで強い方。見えない絆がどんどん深まっていくお芝居を、肌で感じながらできたと思っています。緊張感がありつつもとても贅沢な現場でした。

鈴木亮平 [近藤勇]

RYOHEI SUZUKI AS ISAMI KONDO

1983年3月29日生まれ。兵庫県出身。『椿三十郎』(07/森田芳光監督)で映画デビュー。13年、『HK/変態仮面』(福田雄一監督)で主演を務めて注目され、14年、NHK連続テレビ小説「花子とアン」でヒロインの夫役を演じ、大きな話題に。18年には、NHK大河ドラマ「西郷どん」で大河初出演にして初主演、西郷隆盛を演じた。その他主な作品に、『風に立つライオン』(15/三池崇史監督)、『海街diary』(15/是枝裕和監督)、『俺物語!!』(15/河合勇人監督)、『海賊とよばれた男』(16/山崎貴監督)、『忍びの国』(17/中村義洋監督)、『羊と鋼の森』(18/橋本光二郎監督)、『ひとよ』(19/白石和彌監督)など。

COMMENT

僕の今回の役割は、現場の連帯感を生むこと、隊士から愛されることだと考えていました。近藤は、土方や沖田と比べれば凡庸かもしれませんが、人から好かれていて、リーダーらしい男らしさ、人間力、弱さ、そういうものを全部含めて、チャーミングな人になればいいなと思って演じていました。とても楽しかったです。

山田涼介 [沖田総司]

RYOSUKE YAMADA AS SOJI OKITA

1993年5月9日生まれ。東京都出身。07年、Hey!Say!JUMPのメンバーとしてCDデビュー。15年『暗殺教室』(羽住英一郎監督)で映画初主演、第39回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した。16年には『グラスホッパー』(瀧本智行監督)で日本映画批評家大賞新人賞を受賞し、17年には『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(廣木隆一監督)と『鋼の錬金術師』(曽利文彦監督)に主演し、第91回キネマ旬報ベスト・テン新人男優賞を受賞。ドラマでも「もみ消して冬~わが家の問題なかったことに~」(18/NTV)、「セミオトコ」(19/EX)など立て続けに主演を務めた。その他主な作品に、『記憶屋 あなたを忘れない』(20/平川雄一朗監督)など。

COMMENT

とても緊張して現場入りしましたが、刺激的で充実した毎日でした。沖田は、感情の起伏が激しくないイメージを持っていたので、変わらないからこそ何を考えてるかわからない怖さを感じてもらえればと思っていました。それとは裏腹に総司を見ているとほっこりする気分にもなってもらいたいなとも思って。そこが難しかったです。

尾上右近 [松平容保]

UKON OGAMI AS KATAMORI MATSUDAIRA

1992年5月28日生まれ。東京都出身。清元宗家家元七代目清元延寿太夫の次男。曾祖父は名優といわれた六代目尾上菊五郎。7歳で歌舞伎座「舞鶴雪月花」の松虫で本名の岡村研佑で初舞台。12歳で新橋演舞場「人情噺文七元結」の長兵衛娘お久役ほかで二代目尾上右近を襲名。18年1月清元栄寿太夫を襲名。本作が映画初出演。

山田裕貴 [徳川慶喜]

YUKI YAMADA AS TOSHINOBU TOKUGAWA

1990年9月18日生まれ。愛知県出身。11年俳優デビュー。初主演の舞台「宮本武蔵(完全版)」(16)が第24回読売演劇大賞優秀作品賞を受賞。連続テレビ小説「なつぞら」(19/NHK)で注目を集めた。その他主な作品に『万引き家族』(18/是枝裕和監督)、主演作『あの頃、君を追いかけた』(18/長谷川康夫監督)など。

伊藤英明 [芹沢鴨]

HIDEAKI ITO AS KAMO SERIZAWA

1975年8月3日生まれ。岐阜県出身。00年、『ブリスター! BLISTER』で映画初主演。04年『海猿 ウミザル』(羽住英一郎監督)が大ヒットとなり、06年、10年、12年に公開されたシリーズ4作はすべてその年の邦画実写映画No.1を記録した。『WOODJOB~神去なあなあ日常~』(15/矢口史靖監督)で第38回日本アカデミー賞優秀助演男優賞、第69回毎日映画コンクール男優助演賞を受賞。その他近年の作品に『テラフォーマーズ』(16/三池崇史監督)、『22年目の告白-私が殺人犯です-』(17/入江悠監督)などがある。主演ドラマ「病室で念仏を唱えないでください」(20/TBS)、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」への出演でも話題を集めている。

COMMENT

大酒飲みで女好きという剣豪の役で、この年齢でものすごく勉強させてもらったという実感があります。殺陣に関しては、現場でうまくできない自分にどんどん追い込まれるようなこともありましたが、全てを包み込んで惜しみなくわかりやすく教えてくださった岡田君に本当に感謝しています。

たかお鷹 [井上源三郎]

TAKA TAKAO AS GENZABURO UNOUE

1948年7月17日生まれ。福岡県出身。75年に初舞台を踏み、その後数々の舞台で活躍。07年の舞台「殿様と私」で第15回読売演劇大賞優秀男優賞受賞。主な映画出演作に、『バンクーバーの朝日』(14/石井裕也監督)、『関ヶ原』(17/原田眞人監督)など。

板東巳之助 [孝明帝]

MINOSUKE BANDO AS EMPEROR KOMEI

1989年9月16日生まれ。東京都出身。91年、歌舞伎座で初御目見え。15年、日本舞踊坂東流家元となる。「世界の街道をゆく」(EX)ではナレーションを担当するなど、多方面で活躍。主な映画出演作に、『清須会議』(13/三谷幸喜監督)、『東京喰種トーキョーグール』シリーズ(17、19/萩原健太郎監督)など。

安井順平 [山南敬助]

JUNPEI YASUI AS KEISUKE YAMANAMI

1974年3月4日生まれ。東京都出身。14年「地下室の手記」「片鱗」で第21回読売演劇大賞優秀男優賞を受賞。高い演技力を武器に活躍の場を広げ、「海月姫」(18/CX)、NHK連続テレビ小説「半分、青い。」(18)、「獣になれない私たち」(18/NTV)など話題作にも出演。映画としては、『俺物語!!』(15/河合勇人監督)など。

谷田歩 [永倉新八]

AYUMI TANIDA AS SHINPACHI NAGAKURA

1975年7月25日生まれ。静岡県出身。NHK大河ドラマ「江~姫たちの戦国」(11)、「花燃ゆ」(15)、「真田丸」(16)、「西郷どん」(18)に立て続けに出演。主な映画出演作に、『SP革命篇』(11/波多野貴文監督)、『検察側の罪人』(18/原田眞人監督)、『帰郷』(19/杉田成道監督)など。

金田哲 [藤堂平助]

SATOSHI KANEDA AS HEISUKE TODO

1986年2月6日生まれ。愛知県出身。04年お笑いコンビ、はんにゃを結成。『私の優しくない先輩』(10/山本寛監督)で第2回TAMA映画賞最優秀新進男優賞を受賞。「ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~」(09/CX)、「アシガール」(17/NHK)、『エキストランド』(17/坂下雄一郎監督)などにも出演。

松下洸平 [斎藤一]

KOUHEI MATSUSHITA AS HAJIME SAITO

1987年3月6日生まれ。東京都出身。舞台「母と暮せば」で第73回文化庁芸術祭の演劇部門新人賞を、「母と暮せば」「スリル・ミー」で第26回読売演劇大賞優秀男優賞および杉村春子賞を受賞。NHK連続テレビ小説「スカーレット」(20)にも出演し、注目を集めている。

村本大輔 [山崎烝]

DAISUKE MURAMOTO AS SUSUMU YAMAZAKI

1980年11月25日生まれ。福井県出身。08年お笑いコンビ、ウーマンラッシュアワーを結成。13年に第43回NHK上方漫才コンテスト、THE MANZAI 2013で優勝。俳優としては『atHomeアットホーム』(15/蝶野博監督)、「義母と娘のブルース」(18/NTV)などに出演。

阿部純子 [糸里]

JUNKO ABE AS ITOSATO

1993年5月7日生まれ。大阪府出身。主演映画『二つ目の窓』(14/河瀨直美監督)が第67回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品され、同作品で第4回サハリン国際映画祭主演女優賞を受賞。近年では『狐狼の血』(18/白石和彌監督)、『ソローキンの見た桜』(19/井上雅貴監督)などに出演。

ジョナス・ブロケ [ジュール・ブリュネ]

JONAS BLOQUET AS JULES BRUNET

1992年7月10日生まれ。ベルギー、ブリュッセル出身。2008年デビュー。『エル ELLE』(16/ポール・ヴァーホーヴェン監督)でセザール賞の有望若手男優賞にノミネートされる。その他主な出演作に『やさしい人』(13/ギヨーム・ブラック監督)、『死霊館のシスター』(18/コリン・ハーディ監督)など。

髙嶋政宏 [清川八郎]

MASAHIRO TAKASHIMA AS HACHIRO KIYOKAWA

1965年10月29日生まれ。東京都出身。87年に映画『トットチャンネル』で俳優デビュー。同作及び映画『BU・SU』で、第11回日本アカデミー賞新人俳優賞などを受賞。近年ではNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」(17)にも出演。その他主な出演作に『キングダム』(19/佐藤信介監督)など。

柄本明 [丸十店主]

AKIRA ENOMOTO AS MARUJU

1948年11月3日生まれ。東京都出身。『カンゾー先生』(98/今村昌平監督)で第22回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞他多数の映画賞に輝く。『万引き家族』(18/是枝裕和監督)、『空飛ぶタイヤ』(18/本木克英監督)、主演作『ある船頭の話』(19/オダギリジョー監督)他映画出演作多数。

市村正親 [本田党案]

MASACHIKA ICHIMURA AS KAKUAN HONDA

1949年1月28日生まれ。埼玉県出身。第17回読売演劇大賞最優秀男優賞、令和元年春の叙勲旭日小綬章他、受賞多数。近年の主な映画出演作品は、『テルマエ・ロマエ』(12・14/武内英樹監督)、『のぼうの城』(12/犬童一心監督・樋口真嗣監督)、『泥棒役者』(17/西田征史監督)など。
監督・脚本: 原田眞人

監督・脚本: 原田眞人

WRITTEN & DIRECTED BY MASATO HARADA

1949年7月3日生まれ。静岡県出身。黒澤明、ハワード・ホークスといった巨匠を師と仰ぐ。79年、『さらば映画の友よ』で監督デビュー。『KAMIKAZETAXI』(95)は、フランス・ヴァレンシエンヌ冒険映画祭で准グランプリ及び監督賞を受賞。社会派エンタテインメントの『金融腐蝕列島〔呪縛〕』(99)、『クライマーズ・ハイ』(07)から、モントリオール世界映画祭で審査員特別グランプリ受賞の『わが母の記』(12)や、モンテカルロTV映画祭で最優秀監督賞を受賞した『初秋』(12)など、小津安二郎作品に深く影響された家族ドラマと作品の幅は広く、『駆込み女と駆出し男』(15)では念願の初時代劇を手掛けた。戦後70年に合わせて公開された『日本のいちばん長い日』(15)で第39回日本アカデミー賞優秀監督賞、優秀脚本賞などを受賞。『関ヶ原』(17)では第41回日本アカデミー賞優秀監督賞、優秀作品賞などを受賞した。『検察側の罪人』(18)も大ヒットを記録。『ラストサムライ』(03/エドワード・ズウィック監督)では、俳優としてハリウッドデビューを果たしている。

COMMENT

チャンバラごっこではいつも新選組が仇役だった。私は桂小五郎に代表される「勤王の志士」。覆面をかぶりたくなれば鞍馬天狗にもなった。しかし、映画では桂小五郎が主役になることは殆どなく、鞍馬天狗映画は安易な娯楽作だった。新選組が主人公になる映画の方が圧倒的に多く、上質に思えた。
幕末の知識は幼少時に祖父から伝え聞き、それがやがて時代小説を読むきっかけともなった。司馬遼太郎ワールドの入口も短編集「幕末」だった。「逃げの小五郎」を読みたくて足を踏み入れたのだ。
高校生になって「燃えよ剣」と出会った。以来、新選組と土方歳三に魅せられ、「新選組血風録」のファンになり、子母沢寛の新選組トリロジーに心が震えた。そうやって情報量が増えるにつれ新選組を描く映像作品への不満が募るようになった。例えば、ダンダラ。子母沢寛が壬生の新選組のホストファミリーだった八木家ご子息から得た証言では、近藤や土方ら幹部クラスは一度もダンダラの制服を着なかったという。理由は、安っぽかったから。新選組は黒の集団であった。ダンダラは、平隊士の一部が着用し、一年も経たずに淘汰された。おそらく芹沢鴨の発想で赤穂義士を模したダンダラ制服を作ったのではないか。当然、土方は着ない。映画では、大島渚監督の「御法度」だけが、ダンダラ俗説を避けて黒の隊服にしている。
新選組は維新動乱期の象徴的、宿命的な存在だ。既成の秩序やモラルがくずれ、新しい体制が模索されている混乱の時代に現れた若者たちの右往左往と魂の叫びがそこにはある。人は変革期に如何に生きるべきか。現代の世相とダブる混沌を、土方は筋を通して生きた。
「燃えよ剣」は激流を生きる人間の営みをスケール感とともに描いている。武州多摩郡のバラガキ(茨垣:不良、ならず者)であった近藤勇、土方歳三、沖田総司、井上源三郎の四人の生き様死に様は、ハワード・ホークスの「リオ・ブラボー」の四人組にそっくりで、男気の連帯が心豊かに描かれている。中でも土方にはTHE LAST SAMURAIの風味が漂う。
絶妙のキャストも組めた。岡田准一さんは超一流の武芸者が俳優のふりをしているような人。今回は主役の土方歳三のみならず土方が絡むすべての剣技の構築・指導も委せている。映画史上最高の土方歳三、時代劇史上最高の立ち役が生まれると、私は信じている。
ヒロインのお雪は土方の思い人であると同時に司馬先生の思い人であるようにも思う。原作にある絵の素養を映像的にも広げたインディペンデント・ウーマンとして柴咲コウさんに演じてもらう。彼女にはホークス作品のヒロインに通ずる凛とした美しさと男世界で生き抜く逞しさがある。
近藤勇はデビュー以来、「私のイサミ君」と思い続けて来た鈴木亮平さんを迎えることができた。西郷どんで付けた27キロ分を削ぎ落として、見事な男振りである。
山田涼介さんは作品を見る度に、彼の演ずる沖田総司を見たいという思いが強くなった。俊敏な剣技も、儚げな微笑みも、土方との軽やかな会話もすべてが「スクリーン上の沖田総司であるべき人」のベクトルを指している。
土方、近藤、沖田がハマリ役の理想を突き進む以上、芹沢鴨の配役は「意外性」を前面に押し出したかった。本来なら公開まで名前を伏せたかったくらいだ。伊藤英明さんが引き受けてくれたのは幸運だった。私の考える鴨は、しらふなら土方、沖田がふたりがかりでも倒せない武門の人。近藤に欠けた教養もある。そして何よりも原作で沖田の口を借りて言わせている「私の知る限りいちばんの善人かもしれない」という要素を大切にしたかった。伊藤さんにはそれらがある。
原田組初参加の四人と岡田さん。このケミストリーは最強だ。脇を固める顔ぶれも、原田映画史上最高のヴァラエティに富んでいる。書きたくて書きたくてたまらないが、今は我慢しよう。
司馬人類学講座を半世紀に渡って学んだ生徒として、私は、BARAGAKI土方歳三がBROKEN SAMURAIになりUNBROKEN SAMURAIに至る物語を、紡ぎたいと思う。芝居はナチュラル、剣技はリアルをモットーに、世界勝負の本格的時代劇を目指したい。とはいえ「リオ・ブラボー」と「グッド・フェラーズ」を心に抱いて現場に挑むことになる。(2019年1月17日記)
原作:「燃えよ剣」 司馬遼太郎

司馬遼太郎 『燃えよ剣』 (上)(下) 新潮文庫刊 上下:869円(税込)

原作:「燃えよ剣」 司馬遼太郎

BASED ON THE BOOK BY RYOTARO SHIBA

1923年大阪市生まれ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説の概念を一新する話題作を続々と発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞を受賞したのをはじめ、数々の賞を受賞。1993年には文化勲章を受章。“司馬史観”とよばれる自在で明晰な歴史の見方が絶大な信頼と人気を集めるなか、1971年開始の『街道をゆく』などの連載半ばにして急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。